公道とサーキットの違い(速度編)
次に第3回コーナリング速度編です。
公道ではスローインファストアウトが基本です。しかしサーキットでは個人的にはスローインはしません。ファストインファストアウトです。サーキットではコースをはらまなければ、まだ余裕があると判断し、速度を上げて行きます。また、進入で速度を殺しすぎると、サーキット用にバネレートを上げたサスは仕事をしてくれません。仕事をしないということは限界が低くなる事を意味していますので、非常に危険な事だと言えるのです。また、サスが動かないと、接地感が希薄になりますので、アクセルも開けられない事になります。無理やり開けると転倒が待っています。つまり、サーキットにおいてはブレーキングを頑張らなければ曲がらない、アクセルも開けられないと言う事になります。と同時に自分の技量にあったサスセットが大切になって来ることも分かりますね。もちろん突き詰めればスローインファストアウトにはなるのですが、公道的な直線でのブレーキングで十分に速度を落とすという考え方とは根本的に違うと言えます。
公道とサーキットの違い(ブレーキング編)
公道とサーキットの違い、第2回です。
今回は私が公道とサーキットで1番違うと思っているブレーキングについて書きます。
1番の違いがあらわれるのがブレーキングです。考え方が全く違います。先に結論を言うと公道のブレーキングは通用しません。別物だからです。逆にサーキットのブレーキングを公道で行うことも危険すぎます。この違いをこれからじっくり検証します。
一般的にサーキットと公道で1番違うと言われることは速度域と言われます。確かにそれもそうですが、ミニサーキットの場合コーナリングスピードを除くとハイスピードなワインディングを攻めてる方の場合、それほど差はありません。ですが、ブレーキングは違います。公道においても減速するという意味では大切な過程です。ですが、サーキットは違います。サーキット向けのセッティングではブレーキングが全てと言っても過言ではありません。バイクの醍醐味であるコーナリングはサスがしっかり仕事をするかどうかで決まってしまいます!!公道向けのよく動く柔らかいサスでは速度の低下などで、ブレーキをリリースしない限り大きな動きが発生することはありません。しかし、バネレートが高いサーキット向けのサスでは速度の低下等の荷重の変化でも敏感に反応してサスが動きます。そのため、サーキットではこの硬いサスを最大限に引き出す工夫と、特性を上手く利用することが求められます。それが成功するかどうかを決めるのがブレーキングです。
さて、実際の動きを比較してみましょう。
公道では基本的に減速する、車体を安定させる、コーナリングの準備をする、これを直線で行います。そして必要な減速後引きずりながらコーナーへアプローチしますよね。またライテク本などには倒しこみで完全にリリースするように指南しているものもあります。
ですがサーキットの場合は荷重を最大限にかけ、サスの力を引き出すために全てを並行して行います。まずこれをみてください。モタードレースの最高峰、S1GPの動画です。特にブレーキングに注目して見てみてください。
どうですか?サスのフルボトムとともにライダーがフロントに荷重を入れ、向き変えを始めているのが分かるかと思います。つまり減速しながら曲がります。むしろ速度が落ちてくるとサスが戻ってくるので、余裕があればブレーキを強めたりします。リヤが流れようが御構い無し、むしろ向きが変わってくれてラッキー!!くらいの気持ちです。そうなると必然的にサスには常に高負荷がかかり続ける事になり、硬いサスも動かすことができます。逆にこのような乗り方ができない場合、硬いサスは不要かもしれません。公道でやると散るので絶対やらないでください。必然的に公道では硬いサスの潜在能力を引き出すことができないことが分かりますし、硬いことのリスクも理解していただけたと思います。サーキットのサスとブレーキングはモリワキブックの件も含めて別項目でも触れます。
まとめ
サーキットで妥協しないためにはサーキット特有のブレーキングが必要になってきます。したがって技術が十分でタイムが伸び悩んでいる方は一度ブレーキングを見直してみてはいかがでしょう。私も今必死で練習しています!!
次回は速度編です!!
公道とサーキットの違い(特徴編)
公道とサーキットの違いは何でしょうか?
ツーリングメインの人は峠を走ってみたい、サーキットを走ってみたい。峠出身の人はツーリング行ってみたい、サーキットを攻めてみたい。サーキット出身の人はツーリング行ってみたいとか思うこともあると思います。
皆さん思っていることは様々だと思いますが、ここはサーキット出身で時にはツーリングライダー、たまにワインディングも楽しむ私の主観で書いてみます。現在私はサーキット:ワインディング:ツーリング=3:5:2くらいで走ってす。この項目は5つ程度に分割しようかと思います。
・特徴←今回!
・ブレーキング
・速度
・セッティング
・操作
まずそれぞれの特徴から。
・サーキット
クローズドコースで道幅も広く、路面もそれなりに綺麗。万が一転倒しても対向車に突っ込んだり、ガードレールを突き破って谷底へなんてことはない。鈴鹿国際サーキットのような国際規格のサーキットから名阪スポーツランドや近畿スポーツランドのようなミニサーキットまで様々。走行料金やシステムも様々なので、サーキットに行く場合は要事前調査。基本的に革ツナギ、レーシンググローブ、レーシングブーツは最低限必要。中には胸部プロテクターやネッグブレースが必要なところもある。
走行する場合は万全の整備を!!
オフロードコースは考慮しません笑笑ちなみにサーキットはバイク臭いです!
・ワインディング
道幅が狭くタイトなところからサーキットや高速道路顔負けの路面を持つワインディングまで様々。山なので空気は美味しい!!基本的に有料道路の方が路面は綺麗。共通するのは常に対向車を考慮しなければならないこと、つまり他人を巻き込むミスは許されず、ワンミスが命取りもしくは社会的制裁を受けることになる。
・ツーリング
一般的に考えられるツーリングでは比較的高規格な道が使われることが多い。バイクと言えばと言う感じ。ロンツーかショートまで定義が人それぞれで曖昧。高速道路でロンツーに行ったり、キャンプに行ったり、はたまた林道ツーに行ったりと、バイクの楽しみがたくさん詰まっている。
次回は公道とサーキットの違いブレーキング編です。
はじめましての自己紹介&バイク遍歴
はじめまして。
17インチトレール乗りです。自分のバイクの記録を残しておこうと思って作りました。メモですので面白いブログではございませんm(_ _)m自身のメモも兼ねて早速ですが軽く自己紹介!!かなり長文でまとまりがありません。
・私という個体
関西住み20代の若造です。いつ転勤になるかわかりませんが、どこに行ってもバイクに乗り続けようと思っております。詳細は後述しますが、最近サーキットリターンしました。乗り方完全に忘れてます。やっぱり継続は力なりですね!よろしくお願いします。
・現在の愛車
WR250Xに乗っています。FMFQ4とSP忠男パワーボックスの定番ライトチューンです。こいつでサーキットからツーリングまでこなそうと思います。11月に基本を教えていただき、その後家の近くにある琵琶湖スポーツランドで練習を始めました。タイムは12月22日に記録した50秒21がベストです。直近の目標はタイムの乱高下を無くす、49秒台に入れることですかね。
・私の歴史
初めてバイクに乗ったのは小学生の頃やった気がします。QR50というキッズバイクを買ってもらいました。家族でモトクロスコースによく行っていた影響ですかね笑笑。残念ながらほとんど覚えて無いのが残念です。
その次に乗ったのがNSR50です。俗に言うNゴですね。最終型を親父が所有していたので、サーキットで借りてました。これは今でもガレージにあります。このバイクがバイクに乗るきっかけになりました。
その後NSRminiとKX85を買ってもらって、バイク遊びを始めました。その頃は野球と剣道に熱を入れていたので、バイクは完全にストレス発散でした。ただ小柄な体格だったため、オフロードバイクのキックがしんどくて徐々にロード路線が濃くなっていきます。
バイクがとても多いのでとりあえずレーサーから書いていきますね。
・レーサー編
オフモタはKX85→YZ125と乗り継ぎ、ここで心が折れました。ただ、オフの楽しさが忘れられなくて、大きくなってからRMZ450を購入しました。
高校入学した頃くらいからですかね、モタードにも興味が出てきました。父も同様みたいで、ハスクバーナのモタードが我が家にやってきました。SM570Rです。ほとんど乗ったことありませんが、まぁ手がかかる子でして笑。すぐ機嫌損ねるツンツン野郎です。ただ、すっごく楽しいバイクです!一応ナンバーありますけど、付いてるだけです。父はこの子を持て余しSM450Rを買い増ししてしまいました。が、なんと買ってすぐ転勤になってしまって、僕の元に転がり込んできました。今も2台とも大切に保管しています。
オンはNSRmini→NS50R→RS125R →Ninja250R→YZFR6&NSF250R→NSF100といった感じです。かなり適当で一貫性がありませんが、いま思えばかなり恵まれていた環境ですよね。それでも全く上達しませんでした。適当ってのが良くなかったのかな。野球や剣道は結構上達したんですけどね笑笑
・公道編
ここまではレーサー主体で書いてきましたが、高校に上がってから免許も取りました。ただし校則で原則禁止だったのでめっちゃ苦労しましたね笑笑。ただ交渉の末認められたのは原付免許のみ。もちろん我慢できず中免も一緒に取りました。もちろん相応のペナルティは受ける羽目になりましたが。。。
・公道デビュー
晴れて公道デビューすることになった僕が選んだのは、セロー225でした。どんだけオフに未練あんねん笑。ただこのバイクは本当に気に入ってしまって今も大切に保管しています。この頃モタードにも興味が出てきてまして、すぐDトラッカーを増車しました。高校時代はこの2台体制でした。しかし、とある事情で免許が消し飛んでしまい、泣く泣くDトラを売却して罰金を支払いました。
大学に入って落ち着いたころCB400SFと街乗り用にDトラッカー125を購入しました。これでバイトからツーリング、サーキットまでいろいろ楽しみました。と同時期に悲願だった大型免許を取ります。お金がなかったので試験場で飛び込み受験でした。落ちまくって3回目でやっと受かりました。この時の喜びは今も覚えています。
・事件連発
翌年、シーズンインしてすぐ僕のバイク人生を左右する事件が起きます。上にも書いてますが、R6のレーサーベースを所有していました。父と岡山国際サーキットに行った日のことです。1本目で派手にハイサイドしてしまい、廃車にしてしまいました。僕も骨折と打撲で入院する羽目に。。。この事故が大きなトラウマになりしばらくサーキットを離れることにし、ツーリングを楽しむことにしました。この時にRMZとCBを売却し、伝説のメガツアラーCBR1100XXスーパーブラックバードに乗り換えました。このバイクで高速ツーリングから山、舗装林道までいろいろ行きました。前後連動ブレーキや2次バランサーの恩恵を凄く感じてました。が、何を思ったかこいつでサーキットに行くことになりました。でも意外といけるんですよ、これが。調子に乗りすぎました。ブレーキが沸いて某サーキット高速1コーナーで転倒、廃車になりました。。。今でも凄く後悔しています。もう一度買いたいバイクですね!!
次に購入したのがGSXR-1000k1です。リッターならツーリングもサーキットも行けるやんけ!ってことでこれになりました。このバイクはワインディングの楽しさを教えてくれました。僕の住んでいる地域には美山と呼ばれるバイク乗りがたくさん来るところがあるんですが、この頃から美山に足繁く通うようになります。平日は早朝、土日は丸一日美山にいました。タイヤ代が大学生の僕には結構バカにならなかったので、バイトしまくっていましたね笑笑。懐かしい。このバイクとのお別れはステダンが脱落してチャタリング→立て直し失敗して事故。奇跡的に僕は骨にヒビが入っただけで済みましたが、バイクは原形をとどめていませんでした。
・モタードへ
サーキットも怖いしワインディングも怖い。走るところも気力もなくしばらく大人しくしていました。が、ふとしたことから手元にDRZ400SMが転がってきました。バイク熱が再燃してしまい、フルパワー化やボアアップ、ホイールなど結構弄ってました。短すぎる航続距離からツーリングにもほとんど行かなくなり、山にこもっていました。しかし、何を思ったか燃調を薄くしすぎてしまい、あえなくエンジンブロー。廃車にするのは勿体無いので、家でレストア待ちしています。
そして次にやってきたのが今の愛車、WR250Xです。これを買ってやっとサーキットリターンの決心がつきました。これからも可愛がろうと思います。
長文失礼しました。